自己啓発セミナーやパーソナルビジネスコーチングで頑張る女性を応援します。また、企業様の女性活躍推進活動のご支援をしていきます。

「カンパニュラの森」 インタビュー Vol.2

「カンパニュラの森」では社会で活躍している女性を応援する企業の方、研究者の方、さらに様々な分野の仕事人にインタビューを行い、これからの女性の働き方や活躍の方法を考えていきたいと思います。

第2回目は、現在外資系メーカーで人事部長を勤めるSanae さん(42)です。

―これまでのお仕事の内容を教えてください。

大手商社で営業職を務めた後、米スタンフォード大学でMBAを取得。アメリカの大手コンサルティングファームに現地就職し、3年にわたり数多くのアメリカ企業のプロセスコンサルティングに携わりました。30歳中ごろ日本に帰国し、これまでのビジネス経験を活かしながら人を育てる仕事をしたいと考え、その後、教育・人事の仕事をしています。現在は人事部の部長職です。2歳になる娘がいます。

―アメリカのコンサルティングファームにおいて第一線で活躍され、今はこの「日本」で人材を育成しようとがんばってらっしゃるわけですが、これからの女性の働き方について、どのようにお考えですか?

これからの日本社会では、「子育て」をしながらの「共働き」は当たり前になっていくと思います。そこで、働く女性に 必要なのは、「長期のキャリアプランをしっかり考えて、賢く「働く」、賢く「子供を育てる」、賢く「キャリアアップ」すること」だと思っています。
女性は、どうしても子育てや介護など、仕事の時間を減らす時期も発生します。そういうステージのときにも辞めずにキャリアを継続していくためには、長期的なキャリアプランニングを女性自身がしっかり持つことが大切だと思います。
そして、これは女性に限りませんが、「体」、「心」、「プレッシャー」に対するマネジメント能力を身に付けなければ、40年にわたるビジネス生活は乗り切れないと考えています。

―現在、2歳のお嬢さんの子育ての真っ最中ですが、どのように仕事をこなしていますか?

まず第1に、「仕事はプロフェッショナル」に徹しています。
プロフェッショナルとは、圧倒的に短い時間で、満足のいくOUTPUT(成果)を出すことです。第2に、「チームで勝つ」ことを目指しています。仕事はひとりでは成し遂げられません。私をサポートしてくれるチームには色々なメンバーがいて、それぞれ、いいところもあれば、欠点もあります。この人のプラスとこの人のプラスを足してチームとして1以上のもの、できればこれを2にも3にもできるようにメンバーをモチベートしています。お互いに支えあって、結果的にチームとして短時間に「いい仕事」をするようにしています。

―メンバーのモチベーションアップの話は、女性の力を引き出すことに限らず、管理職としてこれからいろいろな個性をもった部下を率いていく人に大変興味深いので、もう少しお伺いしてもよろしいでしょうか?具体的にはどのようにメンバーをモチベートするのですか?

まず、「顧客」に必要とされていると思うこと、いい仕事をしていると思ってもらうようにすることです。例えば、新しいチームに管理職として赴任したときには、メンバーの状況を把握した後(だいたい2ヶ月くらいでしょうか)、「われわれは、このチームで勝ちにいく」と宣言するようにしています。我々にとって「顧客」は誰かを認識させて、管理職である自分からの命令ではなく、「顧客」が我々に望んでいるものは何かを考えて行動してもらうようにします。現在私は人事部ですので、「顧客」は社員です。社員が望んでいること、人事のあるべき姿を目標にして、すべての仕事を行うように話しています。

次に、自分の采配で沢山動けるようにすること、自分が活躍していると感じられる場を作るようにしています。
組織の運営を考えると、私は「ミドル層」が最も重要だと認識しています。チームとして最大限のパフォーマンスを上げるためには、その下の「ジュニア層」の力を上手く引き出さなければなりません。人数的に多いジュニアの力を出さなければ、組織全体のレベルアップは難しい。ジュニアの力を引き出すために、「ミドル層」の果たすべき役割は大きいので、この人たちの育成を主眼においています。
とはいっても、この「ミドル層」はとても忙しい。ともすると、「出来ない理由」がどんどん出てきます。私は、そこで上司としての「期待値」を相手に合わせないようにしています。目標を高く設定して、情報も部下にどんどん与えて、自分でプロアクティブに考えて動き、チームが自律的に回っていくことを目指しています。目標を高くすることで、本人達は大変だろうと思いますが、自ら動くことが増えれば、独自で頑張った結果を誉めることも増える。誉められればやる気も起き、目標をひとつずつクリアしていけるようになっていきます。

あと、モチベーションを維持させるために必要なのは、「自分が好きなこと」「パッションを持てること」は何かを気づかせてあげることだと思っています。ひとりずつ時間を使いながらコーチング手法で聞いていきます。

―これからの働く女性に伝えたいことは何ですか?

女性には、色々な年代で働く方向性を決めなければならない時が必ず来ます。例えば、「これまで庶務的な仕事をしてきたけれども、やっぱりもっと自分の力を発揮したい。」、「男性と同じようにバリバリ働きたい。」と思う20代の若い女性もいるでしょう。あるいは、「今までバリバリ働いてきたけれども、30歳も過ぎて、自分の人生をもう一度見直したい。」という人もいるかもしれません。そういうモヤモヤした気持ちをもっている状態のとき、日頃から適切な情報を入手できるように準備をしておくことが必要なのではないでしょうか。それは、メンターをつくっておくことでもいいし、セミナーに参加する、ネットワークを広げておく、など様々な方法があると思います。
それと、「男性の成功」を成功と考えてはいけない、と感じています。例えば男性は出世することも一つの成功と考える人も多いでしょう。でも、女性は「My Success」を自分で定義すればいいのではないでしょうか。いろいろな形の「成功」があるので、無理をすることはないと思います。又、女性の場合、キャリアに紆余曲折がある場合も多いと思います。
しかし、キャリアの選択をするとき、20代から30代にかけて一生懸命やった経験が必ず役に立つと思います。それが自分の糧となり、自身に繋がります。ですから、若いうちはできることはなんでもチャレンジして、バリバリと働いて頑張ってもらいたいと思います。
最後に、自分はやや遅くに「結婚・出産」をしましたが、弱いものの痛みや自分にはどうにもならないことがあるということがよくわかるようになりました。管理職を目指し、人を使う立場になる女性にとっては貴重な経験となると思います。
ぜひ、若い女性の皆さんにも、子供を育てながら自分のキャリアを追いかけていって欲しいと思います。

―貴重なご意見をいろいろとありがとうございました。

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